人体への落雷の危険性

人体への落雷の危険性

家電やPC以上に落雷対策をする必要があるのが自身の身体ですが、まずはどんな被害を受けることになるのかを把握しておきましょう。人体に及ぼされる被害を把握した上で、事前にできる対策や、危機が迫ったときの対策を考える必要があります。
落雷の1つである直撃雷とは、人に直接的に雷が落ちることを言います。この直撃雷はとても危険で、8割以上の人が死んでしまうと言われています。何もない場所にいると、危険性が高まるので速やかに避難するようにしましょう。
側撃雷とは、人や物体に雷が落ちたときに、近くにいる人に放電が移動することを指します。大きな木の下などで雨宿りなどをしていると、発生しやすいと言われています。落雷にまつわる死傷事故の多くは、側撃雷によるものだとされています。
金属管や電線を伝わった高電圧に起因する障害もあります。水道やガスのコック、電気機器、ファックス、電話機などに触ることで発生し、被害を受けてしまうことがあります。
落雷によって生じた電流は、屋内にいても電線や電話線を介して入り込んできます。落雷したタイミングでそれらのものに触れることで感電し、しびれや痛み、やけどなどが引き起こされることがあります。
歩幅電圧障害というのは、落雷があった場所で横たわったり、座っている場合に生じる被害のことを言います。落雷があった場所の地面に接していると、地面に伝わる電流に感電してしまうことがあるので要注意です。しびれや痛み、やけどなどが起こったら、歩幅電圧障害の可能性が高いでしょう。

被害を受けないための対策

落雷によって亡くなる方は毎年いますが、自分とは無関係だとどうしても思ってしまいがちです。ですが、いつ自分にも被害が及ぶかはわからないので、あらかじめ落雷の被害を受けないための対策をとっておくことが重要だと言えます。いつもの生活の中で取り入れやすい対策もあるので、実践してみるといいでしょう。
はじめに、雷にまつわる常識が本当なのか確かめることが大切です。よく言われる落雷対策の中には、実は安全どころかより危険性が増すものもあるのです。
たとえば、急に雨が降ってきたときに軒先で雨宿りをすることがありますが、これは対策としては有効ではないのです。ほかにも、電柱や高さのある木の近くに避難することもありますが、これらも実は危険性が高い行為と言えます。
室内にいれば落雷の脅威を完全に防げると思っている人も多いですが、実はそんなことはありません。電流が物体を貫通する場合、中心部と表面ではどちらが電流密度が高いのか考えてみましょう。
電流密度が高いのは実は表面で、物体の表面から距離を取れば取るほど電流密度は下がると言われています。この現象は表皮効果と呼ばれています。このことを頭に入れると、室内の柱や壁の近くにいたり、木の幹や電柱に近づいたり、軒先でじっとしているのは安全ではないことが理解できるはずです。
適切な落雷対策をするならこういった場所は避けて、室内の真ん中にいることが望ましいでしょう。もしも外にいる場合は、電柱と木の高さの半分程度は離れたり、軒先ではなく建物の中に入ることが正しいと言えます。